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ああああブログ

読書の感想なんかいろいろ、あれしたり、マラソンの攻略もしていきます。チャットGPTに物語を書いてもらってどうなるかの実験中

(読書感想16)アイデアのつくり方 【ジェームス・W・ヤング】

イデアのつくり方
【ジェームス・W・ヤング】

イデアをどうやって手に入れるかという質問への、解答がここにある。

 

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1、どういう人が読んだらいいか

イデアを出す仕事をしている人。

今のやり方がうまくいかなくて、新しいものを探している方。


2、書籍の紹介文

イデアのつくり方という、この薄っぺらい本。メンタリストDAIGOさんがおすすめ書籍として紹介していたので読んでみようと思いました。
おすすめ紹介されているくらいだったので分厚い論文なんかがたくさん載った本を想像していたのですが、実際に手に取って薄さにびっくり‼️

内容は一言でいうとみんな読んだ方がいいです。読んだ後にそんなの当たり前でしょと思うこともあるかと思います。しかし、この本には教科書的な変わらない原理原則が書かれた本としての大きな価値があります。

まず、アイデアは既存の要素の組み合わせから生まれるということ。
例えば、ウォークマンを知らない人もいるかもしれないですが、ウォークマンは音楽と持ち運びを組み合わせたもの。

カップラーメンはチキンラーメンと紙コップの組み合わせ。
思いつかないけどそういうものです。Appleスティーブ・ジョブズもパソコンのフォントをカリグラフィーから持ってきたのは有名な話です。

特殊資料というのは今ある提供するものについてとそれを受ける消費者についての情報収集です。先程例に出したラーメンでいうとそのラーメンが他のラーメンとどう違うか、この情報だとこのラーメンというようにわかるまで細かく調べること。要素を細かく多く出すということ。消費者についてはどんな人がターゲットになるか細かく設定する。ペルソナを作るということです。これもなるべく細かくブレインストーミングのようにして出していきます。

一般資料というのはなんでもいいから世の中にあるものの要素を出すということ。それを自分の中に持っておいて特殊資料と組み合わせるということです。スクラップブックのようなものやカードに書き出すということが勧められています。

組み合わせてみた後はそれを考えずに置いておく。それを時間を置いておくことで何かいい考えが浮かんでくる。ただし、考えていない時に浮かんでくることがあるためメモをするなどしないとわすれてしまうことがあります。注意です。

良いアイデアが浮かんだら理解のある人の意見を求める。改良するところがあるかもしれないですし、実際にアイデアを動かすために必要なことがあるかもしれません。ここで最終的にアイデアを形にしていきます。

自分はあまりアイデアを出すようなことはしていないので使う機会がないですが、一般資料の収集として読書はしていきたいと思います。要素を書き出して組み合わせるということ。KJ法というものに似ているなと感じました。また、前田裕二さんのメモの魔力で書かれていた事象を抽象化し、他に転用するというやり方にも似ているなと感じました。知らない方は読んでみてください。


3、【要約】15個の抜粋ポイント

イデアをどうやって手に入れるかという質問の解答がここにある

 

知識は、よく消化されて、最終的に、新鮮な組み合わせと関連性をもった姿と、なって心に浮かび出てこなければ意味がない、という点で彼らの意見は一致する。

 

やらなければならないのはアイデアを売ることだということは分かりました。肝心のアイデアをどうして手に入れたらいいか、がよく分からない。

 

イデアの作成はフォードの製造過程と同じように一定の明確な過程であること、その作成に当たって私たちの心理は、習得したり制御したりできる操作技術によってはたらくものであること、そして、なんであれ道具を効果的に使う場合と同じように、この技術を修練することがこれを有効に使いこなす秘訣である、ということである


ある特定のアイデアをどこから探し出してくるかということではなく、すべてのアイデアが作り出される方法に心を訓練する仕方であり、すべてのアイデアの、源泉にある原理を把握する方法なのである。

 

イデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないということである。

 

既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の、関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きいということである。

 

広告マンがこの習性を修練する最も良い方法の一つは社会科学の勉強をやることだと私は言いたい。

 

広告で特殊資料というのは、製品と、それを諸君が売りたいと想定する人々についての資料である。

 

製品と消費者に関する特殊知識と、人生とこの世の種々様々な出来事についての一般知識との新しい組み合わせから生まれてくるものなのである。


イデア作成の三段階に達したら、問題を完全に放棄して何でもいいから自分の想像力や感情を刺激するものに諸君の心を移すこと。

 

イデアを探し求める心の緊張をといて、休息とくつろぎのひとときをすごしてからのことなのである。

 

理解ある人々の批判を仰ぐことである。

言葉はアイデアのシンボルなので、言葉を集めることによってアイデアを集めることもできるのである。

 

イデア作成過程のすべてについて諸君の理解を深めるのに役立つ三冊の書物を紹介しておこう。思考の技術、科学と方法、科学的研究の技術の三冊。


4、【実践】3個の行動ポイント

一般的情報収集を継続する。何が役立つかわからない。広く収集する。

収集したことや気になったことをメモする

メモしたものを組み合わせてみる


5、ひと言まとめ

イデアは既存の要素の組み合わせ

6、本日の書籍情報

 

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【書籍名】アイデアのつくり方
【著者名】ジェームス・W・ヤング
【出版社】株式会社阪急コミュニケーションズ
【出版日】1988/4/8
【オススメ度】★★★★★
【こんな時に】アイデアがほしい時に
【キーワード】仕事術・整理法、心理学入門、心理学の読みもの、ビジネス書
【頁 数】102ページ
【目 次】
 序ーウィリアム・バーンバック

日本の読者のみなさんに

まえがき

この考察をはじめたいきさつ

経験による公式

パレートの学説

心を訓練すること

既存の要素を組み合わせること

イデアは新しい組み合わせである

心の消化過程

つねにそれを考えていること

最後の段階

二、三の、追記

解説

訳者あとがき

7、お知らせ

 

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