【第7話】
東京で大地震が発生してから1週間が経過しました。太郎と花子は、救出されてからというもの、安全な場所で過ごしていました。しかし、周囲には食料や水が不足し、感染症や怪我を負った人たちが続々と現れています。
太郎:「あの、花子さん…これ、水分補給用のタブレットなんだけど、もう少ししか残ってないんだ。」
花子:「ありがとう、太郎さん。でも、私たちだけで飲んだら足りないでしょう?周りの人たちにも分けなくちゃ。」
太郎:「そうだね。でも、周りにいる人たちも、水が足りてないんだよ。どうやって分けたらいいんだろう…」
その時、突然、火災の音が聞こえてきました。太郎と花子は、すぐに外に出て、火災現場に向かいました。
花子:「あの、太郎さん、あっちに火事があるみたいだけど…私たち、何かできることがあるかしら?」
太郎:「うーん、消火器とかは持ってないし、何かできることは…あっ、水が使えるかもしれない!」
太郎と花子は、周囲にある水を手に入れて、火災現場に向かいました。そこで、火災現場にいた人たちと一緒に、水をかけて火を消す手伝いをしました。
しかし、その後も東京では、食料や水が不足し、感染症や怪我を負った人たちが続々と現れていました。太郎と花子は、周囲の人たちと協力して、生き残るために努力を続けました。
花子:「もう、限界…食べ物も水も、もうないわ…」
太郎:「諦めるな、花子さん。私たちはまだ生きているんだ。必ず助かる方法があるはずだ。」
その時、周囲に飢えに苦しむ人たちが集まってきました。彼らは、腐敗した食料や水を飲んでしまったために感染症にかかり、薬や医療器具がないために治療することができず
、絶望していました。
太郎:「どうやら、感染症にかかった人たちがいるみたいだね。」
花子:「そうね…でも、治療するために必要な薬や医療器具は、どこにもないわ。」
すると、突然、近くにいた男性が話しかけてきました。
男性:「あの、すみません、私たちには、薬と医療器具があるんです。」
太郎:「えっ、本当に?どこから手に入れたんですか?」
男性:「うちの会社に、防災備蓄として備蓄してあったんです。でも、今回の地震で、会社が壊れて、備蓄品も散乱してしまいました。」
花子:「でも、それを手に入れるためには、危険な場所に行かなくちゃいけないわね。」
男性:「そうですね…でも、私たちは、あなたたちと一緒に行きます。協力しましょう。」
太郎と花子は、男性と一緒に、防災備蓄品がある会社に向かいました。途中、戦争勃発による荒廃した街や、裏切り者に遭遇するなど、数々の困難が待ち受けていました。
しかし、彼らは、互いに助け合い、困難を乗り越え、ついに防災備蓄品を手に入れることができました。彼らは、それを周囲の人たちと分け合い、生き残るための道を切り開いたのでした。