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ああああブログ

読書の感想なんかいろいろ、あれしたり、マラソンの攻略もしていきます。チャットGPTに物語を書いてもらってどうなるかの実験中

(読書感想18) 落合陽一34歳、「老い」と向き合う 超高齢社会における新しい成長【落合陽一】

落合陽一34歳、「老い」と向き合う 超高齢社会における新しい成長
【落合陽一】

老い、介護、死に対して考えさせられる本です。答えがひとつでは無いことだからこそ自分はどう思うか考えることになる内容でした。

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1、どういう人が読んだらいいか

誰でも。

介護、医療関係者。家族が介護が必要になっている人など。


2、書籍の紹介文

落合陽一氏、34歳と若いですが筑波大学の准教授。なにもの?それはよくわからないんですけど。本を読んでどんな人か想像。新しいテクノロジーを社会と融合させていく専門家のような人ではないかと。
新しいテクノロジーとの融合。これからの介護はどうなっていくのか、未来について考えることができるのではと思い読んでみました。

 

自分が印象に残った点は3つあります。

 

・死は3種類しかない。

 

・だいたいの障害が起きた能力はテクノロジーで代替できるようになる

 

・介護職の人手不足の問題。介護職、なにが問題か?

 

そんなタイトルではないんですけど。

死の話は養老孟司さんとの対談の中で出てきていました。

死には3種類あるが感じられるのは一つしかない。一人称としての死、これは自分の死。死ぬ前はこれから死ぬのかという不安はあります。しかし、死そのものに対しては感じることはできません。死ぬ直前に意識がなくなっているからです。

次は3人称としての死。これは自分とは関係のない他人の死です。どこか知らないところで知らない人が死んでいく。安倍晋三さんが銃殺された事件でも知っているとはいえ、テレビの中の出来事でしょう。やっぱり悲しいとか残念という気持ちはあっても親しい人が死んで悲しいというのとは違う。死を感じとるというよりは死んだという事実に対してこう思うというような距離がある考えです。あと、テレビや映画、ゲームでの死も実際の人と比べるのもどうかと思いますけど、親しい直接関わりある人の死とは違う。感じとれる死とはいえません。

 

二人称はというと、親しい人の死。

これは1番死を感じるという話。そうだなあと。介護の仕事は仲良くなってからみんな死んでいく。同じ職場で長く勤めるとほぼみんな死んでいくわけで、精神的負担が大きい。これを改善するのは難しいけど介護職の人手不足の原因にはなっていると感じました。

 

障害はテクノロジーで代替えできるようになるという話。例えば歩けない。これも義足のようなものをつけて歩けるようになればリハビリにもなるし、歩けないと認知症の進行にもなるのでできればすごいことだと思う。目が見えない、耳が聞こえないこともなにか装着することでできるようになるとすれば、認知症もなにかつけていれば物忘れしても教えてくれるなにか装着するものがあれば。介護は必要なくなっていくのかもしれないなと思った。そうなった時に介護の仕事はなにをするかというと、そういったものの使い方のサポートになるのかな。

人との繋がりはそういう役割になっても残ると思うので対応の仕方はきちんとする必要がある。

 

 

介護職の人手不足の問題は給料の低さが問題と書かれています。たしかに介護職は給料低い。ただ、上げようとしても上がらない。自分は介護保険で収入を得ている所に問題があると思います。介護保険が変わらないといけないが、保険収入がこれから増えるかといえばそうも思えない。飲食店のようにバイトでまわすか。しかし、バイトに資格をとってもらうには資格要件が厳しい。有資格者がいないと加算がとれない。そこで講座の費用をもっと安くしてそこに補助金をだして学生アルバイトでまわすと、社員の給料はその分あげる。そして介護保険以外の収入源をつくること、なにかはわからないけど。なにか構造的なものを変えないと給料上げることはできないのではないかなと思いました。


3、【要約】15個の抜粋ポイント

ぼんやりと世界を眺めながらインスピレーションを得るといった営みは、30代になってからのほうがうまくいきやすくなった感覚もあります。

 

人工物と自然物の境界を持たない新しい自然、ともいえるでしょう。

 

サイバー空間と現実空間の区別をつける意味がなくなった世界をデジタルネイチャーと呼んでいます。

 

ロボットは限りなく人に近づき人は限りなくロボットに近づくでしょう。


人間の脳の構成からすれば、匂いや手触りを、感じたほうがより豊かな主観世界を維持できるのではないでしょうか。具体的に生きるということですね。

 

介護保険法第一条にあるように要介護者が尊厳を維持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにサポートするという定義がしっくりきます。

 

身体の補完は何もサイボーグを目指すということではなく、これまでごく普通に行われてきたことなのです。

障害は、身体の多様性と捉える

 

外見上、機能上の老いは髪型や体型、服装のように、ある程度コントロール可能なパラメータのようなものとなっているんです。

 

スマートグラスを装着し、読みたい文字の方を向いて付属のボタンを押すと、書かれた文字が音声として読み上げられます。


介護職は高齢者と家族のような関係を築くことが望ましいといわれがちです。この要請こそが介護職の、過重労働につながっているのではないでしょうか。

 

いぎりすでは、長時間テレビをみる年配の人は、言葉を記憶する力が低下するという研究結果も出ています。

 

好きなことや好きなものを持ち続けて、それに取り組んでいきながら老いていくのは、とても豊かなことだと。

 

 

4、【実践】3個の行動ポイント

新しいテクノロジー、介護用品についての情報を集めておく。

介護施設の新しいモデルの情報収集を行いパクる。

先のことではなく世界はすぐに変わっていくと意識する。


5、ひと言まとめ

老いはパラメーターの1つ。年齢は変えられないが老いは変えられるようになる。

6、本日の書籍情報

 

 


【書籍名】落合陽一 34歳、「老い」と向き合う:超高齢社会における新しい成長
【著者名】落合陽一
【出版社】中央法規出版 (2021/12/1)
【出版日】2021/12/1
【オススメ度】★★★★★
【こんな時に】未来について考える
【キーワード】思想・社会 投資・金融・会社経営
【頁 数】274ページ
【目 次】
 序章 特別対談:養老孟司×落合陽一 デジタル化する自然の中で「生」と「死」はどう変わるか?
第1章 発展するテクノロジーと変わる「老い」
第2章 ここまで進展した「介護テクノロジー」のいま
第3章 少子高齢化社会の日本が起こす「第4次産業革命
第4章 人にとって優しいテクノロジーとは?―求められる「ハッカブル」
第5章 誰もがクリエイションできる未来へ―勃興する「テクノ民藝」

7、お知らせ

 

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