選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方 (講談社+α新書)
【佐藤 圭一】
1、どういう人が読んだらいいか
12ページに書いていました。
自社の強みや魅力、他社との違いを明確に伝えられない
経営者と現場社員のベクトルを一致させ、一体感を持たせたい
会社の名前やロゴ、スローガンを作りたい、変更したい
お客様や社会から信頼され、愛される会社へと自社ブランドを高め、確立させたい
2、書籍の紹介文
ブランディングについて書かれた本です。実際経営者や幹部、それか広報の方でないとこういうことを使う場面ってないのですが。
特に自分は介護職だから使う場面があるかよくわからない。しかし、将来のためと違った場面で使えるように読みました。
どう伝えるか、なにを伝えるか。
5wのいつ、どこで、誰が、どうやってというのはどう伝えるかの部分です。
何を、なぜ、というところがなにを伝えるかの部分です。何を伝えるかというのと、それを社員全員で共有して、実践できるようになる。そのあとに社外にむけて広める。
そうしないと嘘になりますし、口だけのブランディングは意味がない。実践していればブランドイメージはお客様が勝手に作り出すこともあるのではないかと思う。
この本は新書で読みやすいかと思います。
こういう系の本が初めての方にもオススメです。
3、【要約】15個の抜粋ポイント
差がないようなものに名前がつくと、その名前の背景にある価値やイメージが想像できます。そうなると人は選ぶ基準を持てます。
ブランド化すると大きく3つの利点があります。
まず他のものとのちがいがわかるので選ばれやすくなること。つまり、たくさん売れるようになります。次に、好きになってもらえれば選ばれ続けるようになります。そうなると継続的に売れ続けます。そして、ファンになってくれれば価格が高くても選んでくれます。
認知されること以上に、どのように評価してもらいたいのか、すなわちどんな会社でありたいのかを定義づけ、会社のさまざまな活動にズレをなくし、お客様との多くの接触
ブランディングで重要なことは、送り手側のどう思われたいかと、受け手側のどう思っているかの、ギャップを埋めていくことです。
つまり、ライバルの強みや弱みを把握しいかに市場でシェアを獲得するかに注力する戦争型の競争ではなく、お客様の気持ちを理解し、長く付き合っていくなめに心のシェア獲得を目指す恋愛型競争時代になったというのです。
宣伝文句ではなく、実際の活動や、すべての接触ポイントでよいイメージや良い評判を形成していく必要があるのです。
どんな接触ポイントでも感じられるその会社の一貫したらしさや、どの社員と接しても感じられる一貫した行動や言動は、人々に一貫したイメージを抱かせます。
経営者、現場の社員、取引先、そしてお客様などが感じている言葉を集めていくと、大量のキーワードが集まってきます。
そして、次のプロセスはキーワードを分類することです。これからも継承していくべき、今後はなくしたい、今後獲得していきたい、キーワード。
あるべき姿を規定する。
どんな人に愛されたいか。どんな価値を提供できるか。どんならしさ、イメージを感じさせたいか。
ブランドコンセプトーわかりやすい言葉で表現しましょう。
あるべき姿を見える化し、バラバラになりがちな視覚情報を統一して発信していくことで、社内だけでなく社外に対しても自分たちらしさをズレなくつたえか、求めている評価や価値を獲得することにつなげるのです。
お客様に対するどの接触ポイントでよ社員が一貫した態度がとれるようにするために、まずは社内に対してブランドの浸透をはかります。
社外向けのコミュニケーション活動が、結果として社内に対しても効果をもたらすことをブーメラン効果といいます。
自分自身のあるべき姿が明確になれば、初対面の人にも、自然と自分の想いや魅力をアピールできるでしょう。
ブランディングとはあるべき姿をかたちにして、それを社内外に浸透させていく活動であるといえます。
4、【実践】3個の行動ポイント
会社のブランドは何か?すでにスローガンなどあるか確認する。
他者が持つ自分のイメージと自分のイメージは同じか。自分のスローガンはあるか?
会社の情報を受け取る場所はどこか?自分の情報を受け取る場所はどこか書き出す。そこを変える。
5、ひと言まとめ
どう伝えるか1割、何を伝えるか9割が大事。
6、本日の書籍情報
【書籍名】選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方 (講談社+α新書)
【著者名】佐藤圭一
【出版社】講談社
【出版日】2016/8/19
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】落ち込んでいる時に
【キーワード】ビジネス、広告、宣伝、新書
【頁 数】192ページ
【目 次】
はじめに お客様は何を基準にして選ぶか?
第1章 あなたの会社はズレていませんか?
第2章 お客様との接触ポイントに気配りしていますか?
第3章 社員は自社の魅力を語れますか?
第4章 会社の魅力をどこから見つけますか?
第5章 自社の「あるべき姿」は明確ですか?
第6章 自社の「あるべき姿」を言葉にできますか?
第7章 自社の「あるべき姿」を見える化していますか?
第8章 「あるべき姿」を社内で共有できますか?
7、お知らせ
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